栄区秋の音楽祭・合唱の祭典 

矢沢男声合唱団、男声合唱組曲「沙羅」より‘丹澤’(録音原音のまま/無加工)


(清水重道作詞、信時潔作曲、木下保編曲…昭和46年、Ⅰ~Ⅷまでの中のⅠ丹澤、Ⅳ沙羅、Ⅴ鴉)

「枯れ笹に陽が流れる、背に汗  うら~うらと 雲さへも、冬なのに  尾根長く檜洞 こえて響く澤お
と どの山も崩土(がれ)の色だけは 凍てている 塔のむこう 街並み光らせて 秦野 見やる天城も
明るい草附き  雪の来ぬ 冬山のくぼに 煙草吸うてみる  ひとり」

編曲者の曲注…水彩画、淡彩画のような味のある歌にしたい。母音もさることながら子音も
決して強烈な発音にしない方がよい。‘ゆきのこぬ’以下最後までは発声面で無理を感じさせな
い程度に静かにゆったりと内省的な歌い方にしたいものである。


ぼくの感想…出だしの‘かれ笹’もう少し上向きに、‘ひのき’言葉があやふや?‘煙草吸うてみる’
これはgood。



(スタート後、50秒くらいの所に不自然なところあり。観客の雑音/大きな咳払いをカット)

「林、音なく 日の暮れは ゆめのごとし 真玉夕つゆ おもくして 沙羅の花ちる 
ささら 沙羅の花 ほの黄色なる」

編曲者の曲注…千変万化なハーモニーに支えられた歌である。さながら墨の濃淡で
描かれ、最後の歌詞である‘ほの黄色’がかった音色で統一された歌でありたい。ただ
声の技巧面ではむずかしさと厳しさを伴うが決して妥協があってはならない。


ぼくの感想…‘ゆめのごとし’はもう少しソフトに恍惚感がやや不足。‘め’の子音が強すぎる。
最後の‘紗羅のはな’の‘はな’短い、1拍延ばす。こういう平坦な曲は感情表現が難しい!
繊細な表現は70歳代の男性にはちょっと~苦手。



「小田の薄ら氷 ふみ破り 踏み渉る 大おそどり からす 首ふり 肩をはり 蹠(あうら)つめたげに
ついばむ ひょうひょうとして 大おそどり からす」

(小田…‘小さな田んぼ’のこと。‘あうら’…足の裏)

編曲者の曲注…発声や発音法はお能風にすれば日本独特の大真面目の中でのおかしさ
と悲しさが表現できる。能独特の子音や母音を取り入れ、‘くびふりかたをはり’のところは固く
鋭く、最後は劇の終止のごとく響かせる。「子音は元来時間的に短く、量的には弱いものである。
子音の扱いは独唱の時よりも更に注意して発音しなければ訴える力が弱まるものである」


ぼくの感想:各フレーズ、もう少し力強く発声できていたと
思っていたけど~…。‘くびふり、かたをはり’は mf 。‘ついばむ’
は f だ。弱いなあ!編曲者の要望にはいまいちかな。


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「男声の「沙羅」よかった。女声で歌ったことががあり、大好きな曲なので、楽しみにしていました。
いいものは何年たっても、いつ聞いてもいいですね。歌ってても聞いていても気持ちが入るという
感じがしますね。昔のコールやざわを思い出しています」
/ i さん。

…ありがとうございます。一見、歌いやすいようで感情表現が難しいですね。

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      指揮:湊晋吾   ピアノ:山本典子
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次回の出演は11/13 みなとみらいホール‘ヴィサン’、多分、同じ歌。駄目なとこ直してもっとうまく歌いたい!

次回:男の料理教室


[2014/10/19 19:30] 合唱 | コメント(-)