安保法制〔Ⅰ〕

すったもんだの末、成立した。ぼくは良かったと思っている。え~?憲法違反なのに?…という声が聞こえてくる。それでもだ。
著名な憲法学者は違憲だと言っている。しかしすべての憲法学者が違憲と言っている訳ではない。憲法の条文は1+1=2とい
う風に割り切れるものではない。解釈の世界だ。そこで政府が持ち出したのは日本の米軍基地の存在は違憲かどうかということ

で争われた‘砂川判決’だ。判決の要旨は「日本防衛のための集団的自衛権行使は違法とまでは言えない」というものである。
安保法制反対派は米軍基地が合憲か違憲かが争点であって、訴訟の趣旨が違う…と反論している。しかし趣旨はどうであれ結
果として示された判決の条文そのものは「自衛のための集団的自衛権は合憲」というものである。もし背景論を云うのであれば


そもそも‘日本国憲法’が制定された時の世界の情勢、前提条件はどうであったか。当時発足した国際連合の加盟国は集団的
自衛権で守られていた。その後次第に常任理事国特に大国のエゴが強くなり拒否権発動(ソ連が最多)で身動きできなくなり国連
軍は当てにできなくなっている。安保法制反対派は、このような背景論には口を閉ざしたままだ。兎に角、今回の国会討論は‘違

憲か合憲’か…のまるで神学論議ばかりやっていて、肝心の‘我が国を守るにはどうしたらよいのか’の議論が極めて薄弱であっ
たことだ。野党特に民主党に猛省を促したい。ひと時も忘れてならないのは、日本の首都圏、基地、原子力発電所などを仮想敵
国の核弾頭が照準を合わせているという現実だ。何をしでかすかわからない‘ならず者国家’である。トップの命令があるかどうか


はわからないが一部の軍部の跳ね上がり者が核のボタンを押さない保証はないのである。また着々と覇権を進めているしたたか
な大国もある。安眠をむさぼっている野党や国民はその時になって初めて目が覚める。その時には既に遅し。反対デモの中には
、「かわいい息子を戦争に出したくない」というお母さん方もおられる。気持ちは十分わかる。じゃあ、誰が国を守るのか。若い者

は駄目と言うなら、余命いくばくもない私を含めた後期高齢者が代わってあげてもいい。医療費削減にもなる。ただし戦力にはな
らないことを保証する。何故、今の日本はこのような議論しかできなくなってしまったのか~~。
次回。

続く:10/12 〔Ⅱ〕

次回:10/13 最近の陶芸作品
[ 2015/10/11 07:30 ] 言いたい放題 | TB(-) | CM(-)