安全と安心

最近、豊洲移転問題で急にクローズアップした言葉である。しかし、うまい言い回しだ。‘安全’とはご承知のように‘科学的
データ’で裏付けられたもので一応の安心を与えるものである。‘一応の安心’とは?あやふやな感触だとかではなく、数字
で示されているからである。では数字で示されていれば完全に安心して良いものか?問題はこれである。元東京都知事が

先日の証人喚問で豊洲移転について「科学的に安全であるというデータが出ているのに何故それを信用しないのか?!こ
れは文明の破壊である」とかなんとか言っていた。じゃあ、何故国民・庶民は100%信用しないのか?それはデータなんても
のはどうでも操作できるし、基準の置き方次第で安全、危険どちらの領域にも転んでしまうものである。さじ加減は科学者と

いう人達によって行われる。純粋に中立な人もおれば、所謂、御用学者もいる。一概に信用できない所以である。身近な例
で云えば、例えば‘高血圧の判定基準’である。最近は基準が少し緩和されて来たようだが、これらを決める審議会のメンバ
ーの中に製薬会社の委員が相当数入っている。彼らは少しでも基準を下げるべく動くことによって業界は多大な利益をあげ

ることができるのである。学者委員も製薬業界から金を貰っている。要するにこんなことが程度の差はあれ、どんな分野にも
あり得るということ。だから100%鵜呑みにできないのである。安全は理屈、安心は情緒の問題なのである。移転を決め兼ね
ている小池知事は‘人の気持ち’を大切にするからであり、移転推進派は‘金のこと’を一番に考えているからである。どちら

が正しいかは一概には言えない。場外から「不作為の責任」などと他人事みたいに言っている輩もいる。

客観的に見て、築地市場は安全・安心?豊洲とどちらが市場として優位性があるでしょうか?
                                              何がなんだかわからなくなってきました
」/ NFさん。
…築地は建物が古く、安全面で心配。補修にも相当金がかかる。また地下にも豊洲同様、問題をかかえているようだ。
  豊洲は報道の通り、地下に高濃度のベンゼン、シアンなどが存在している。地表をコンクリートで覆えば、確かに生鮮
  食品には影響はないだろう。地下水を汲んで魚を洗ったり、地面を洗ったりしなければだ。問題は‘ブランド力’と‘風評
  被害’だ。ブランドは当面は、長年培ってきた‘築地’には勝てない。それから‘風評’、これも当面は響くかもしれないが
  移ってしまえばその内、今と同じような状態に復帰するのではないか…と思う。何でもそうだ。「時が解決する」。

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[ 2017/03/26 13:43 ] その他 | TB(-) | CM(-)