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引きこもり

最近、殺傷事件で‘引きこもり’が話題になっている。「容疑者は以前から引きこもり状態にあった」との報道。
これは‘事実’であろう。これに対して「あたかもすべての引きこもり者がこのような事件を起こすような印象を
持たれるのを危惧する」との団体からのコメント。‘引きこもり者’の犯罪が%で特段に多い訳でもなかろう。

また「死ぬなら一人で死ね」…という世間のコメントに否定的な意見を述べる識者もいる。これは‘死ぬなら赤
の他人を巻き添えにするな!’…と言っているに過ぎず、至極まっとう。僕も同意見だ。まあ、何が起こっても
‘意見はさまざま’なんだが、被害者をおろそかにして加害者の味方をしているようで一寸違和感を覚えている。


すべての引きこもり者がこんな事件を起こすわけではない。そんなことはわかっている。ほんのほんの一握り
の異常者が起こしているものだ。これらの人間は幼児期からの家庭環境や家庭内の教育・しつけに問題が
あったか、のけもの扱いされて鬱屈した気持ちが積もっているのだと思う。即ち、過保護に育てられた結果、
ひ弱になり、何か起こっても自分自身の力で対処できない。或いは恨みつらみが膨らんで行く。

結果、被害者意識が強くなりそれを世間の、社会のせいにし復讐してやろうなどとお門違いのことを真剣に
考える。また‘いじめ’に弱い。やられたらすぐしぼんでしまう、自殺してしまう。やられたら倍返しするくらい
の気概が必要だ。これも小さいときからの家庭内のしつけ、仲間同士の‘やったりやられたり’の切磋琢磨
が無かったのだろう。


引きこもり人数、テレビでやってたけど大体100万人位らしい、40~60歳が60%なんだって。なんと若い人の
方が少ないなんて一寸驚き。原因はいろいろだろうが、会社をクビになった、病気などか?同居している親
の年金で生活している者がほとんど。親が死んだらたちまち困ってしまう。今更まともには働けないだろうか
ら。‘8050問題’って云われてるらしい。80代の親が50代の子供の面倒を見てる。これにDVが加わると最悪。

象徴的な事件が起こってしまった。元高級官僚が46歳の息子を刺殺。しかも首や上半身に四十数箇所の刺
し傷とか。普通これだけ多いと極めて深い恨みによるものと判断されるが、このケースは一寸違うと思う。台
所にいた父親のところに息子が来て争いになった。父親はとっさに包丁を手にし応戦。刺してしまった。息子
はまだまだ向かってくる。その度に包丁で応戦。結果的にこんな数の刺し傷がついてしまったのではないか?


このままだといずれは「殺される」と思っていたという。過去の栄光などかなぐりすてて「人生の始末」を
したのではないかと想像される。また息子は母親に強い嫌悪感を抱いていたようだ。普通、息子は父親より
母親の方に愛着をもつものと思うが違っていたらしい。教育ままだったのか?いずれにしても‘心中察するに

余りある’事件である。逮捕された時も顔を隠さないで素顔のママ出てきた。潔い処し方だと思う。息子を処置
し自らも実質the Endとした。後悔はしていないのではないか。いじめ、パワハラも一向に収まる兆しなくますま
すストレスは増大していく。これからもこの種の事件はなくなることはないだろう。


次回:6/7 思い出の風景
[ 2019/06/04 07:53 ] その他 | TB(-) | CM(-)